障害を持っている方とのコミュニケーション
① 肢体不自由者の対応
◆理学療法士 今井 章夫講師による説明と実技を教わりました。
◆車いす利用者への援助技術
◆車いすの構造と機能の取り扱い方
「車いすのおりたたみ方とひろげ方」
「車いすの操作方法」
◆理容いすへの移乗方法
「利用者に応じた移乗の方法」
・見守りによる移乗
・介助歩行での移乗
・抱きかかえての移乗
◆車いすの移乗の技術
「深く座り直す場合の介助」
「浅く座り直す場合の介助」
「車いすから理容いすへの移乗」
「理容いすから車いすへの移乗」
「車いすによる移動介助の注意」
② 視覚障害者の対応
◆石川県視覚障害者協会 加藤 純講師による講演を聞きました。
◆話し言葉による方法
視覚障害者にできるだけ理解できる言葉で伝えます。
◆視覚障害者の移動手段
「手引き歩行開始の合図」
「持ち手の形と基本姿勢」
「狭いところを通過する方法と基本姿勢」
「理容椅子への着席」
技術中の対応
◆「眼疾患に対する配慮」
○前流しシャンプー
前流しでシャンプーする場合は、洗面台の位置や高さをお知らせします。その洗面台を手で接触してもらいます。
○後ろ流しシャンプー
後ろ向き(バックシャンプー)で洗髪する時は、必ず声をかけてから行います。
◆「移動への配慮」
店内では的確に案内・誘導いたします。
◆「髪型などの配慮」
髪型がどのようになるかを具体的な形状をお知らせして理解をもとめます。
◆「物体に接触させる時の配慮」
何か物体に接触してもらう時は必ずお声をかけてから
その物体に手の甲を接触していただきます。
◆「技術中の会話の配慮」
きょうの出来事や、スポーツのことをお話いたします。
③ 聴覚障害者の対応
石川県聴覚障害者協会 山科 孝良講師の講演を聞きました。
◆事前の準備
筆談用の筆記用具やメモ用紙を準備してお話をうかがいます。
◆簡単な手話も勉強しました。
『おはよう。』
『こんにちわ。』
『いらっしゃいませ。』
『ありがとう。』
『さようなら。』
『わかりました』。など。
◆技術中の配慮
髪を切る長さを確認する時は、具体的に櫛で切る位置を示します。
聴覚障害者が目を閉じている時に話が必要になった場合には
そっと肩に触れます。
顔を蒸したり、かみそりをあてる場合には見えるように
身振り手振りしてからおこないます。
◆髪型への配慮
写真やイラストなどで選んでいただきます。
ヘアーカタログもご用意してあります。
ヘアーカラーのカタログや写真もご用意してあります。
・本人の意思やプライドを尊重します。
・緊張場面が生じないように、リラックスした雰囲気づくりをします。
・障害そのものだけでなく、周囲の誤解や偏見がないように
コミニケーションをとります。
・家族やケアマネージャーからの情報を聞き入れて
ストレスにならないように努力します。